No78.起業するオフィスを探す!
自宅で仕事する場合は、自宅兼オフィスとなりますが、最近では、安いシェアオフィスやコワーキングスペース等、さまざまな形態のオフィスが登場しています。
オフィスは、ご自身の「仕事場」という意味だけでなく、その法人のイメージにもつながりますので、「オフィス選び」は意外と重要ですよ!
1.オフィスの種類
(1)自宅(兼事務所)
自宅の一室を作業場として、仕事をしている場合です。
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(2)バーチャルオフィス
住所や電話番号などだけレンタルする架空のオフィス(実際には入居しない)
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(3)シェアオフィス(レンタルオフィス・コワーキングスペース)
他の起業家とシェア、あるいは、1~2人の専用スペースが備えられているオフィスです。会議室、コピー機などは、共用で利用できるケースが多いです。
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(4)賃貸オフィス(マンションタイプ)
「事務所利用」が可能な居住用マンションです。室内にはトイレ、浴室、キッチン、収納などがあります。
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(5)オフィスビル
事務所で使用するための、まさに「オフィスビル」です。
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2.どの種類の事務所がよい?
自社の資金状況や、ビジネスモデルにあった事務所を選びます。
例えば、少人数で、起業当初はお金がない場合に、無理して高いオフィスビルを借りる必要はありません。
最初のオフィスは、ビジネスの種類、リアル商売?守秘義務がある?などを勘案して決定すれば十分だと思います。
少人数でかつ、人脈を増やすことが最優先課題なら、むしろ「コワーキングスペース」の方がよいかもしれません。
ビジネスの状況は刻々と変わります。将来的に利益が出るようになれば、大きなオフィスに引っ越すのもありだと思います。オフィスビルは逃げません!
3.オフィスビル選定のポイント
レンタルオフィスや、コワーキングスペースは、場所や値段にそこまでの差異はありませんが、
オフィスビルを借りる場合は、それなりのコストがかかりますので、慎重に検討しなければいけません。
一番、気になるのは、「家賃」だと思います。
もちろん「安い」に越したことはないですが、安かろう悪かろうでは、結局、お金で表せないロスを生むことになります。
ポイントをまとめました。これらを押さえながら、それに見合った家賃の案件があればベストですね。
① | 駅、駅からの距離 | 毎日仕事を行うところです。来客があるビジネスならなおさらのこと、利便性のよい所がよいですね。駅から遠くなる方が、もちろん家賃は安くなりますが、「時間のロス」などお金で表せないデメリットもあります。また、採用面にも、少なからず影響はあります。 |
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② | 建物のグレード (内装・外観) |
内装の清潔さや、見た目・外観は、従業員のモチベーションだけでなく、お客様からの心証にも影響を与えます。もちろん、グレードが高い方が、家賃は高くなりますが、来客が多いビジネスでは、それなりのオフィスの方が、家賃以上のメリットがある場合もあります。 |
③ | 賃料以外のランニングコスト | 賃料が安くても、共益費や光熱費が非常に高い物件もあります。古いビルや、ハコが異常に大きすぎて、光熱費が高くなるケースもあるようです。 |
④ | セキュリティ | 最近は、「個人情報保護」がトピックですので、ビル自体の「セキュリティ」も非常に大切なポイントです。何かあった後だとおそいですね。中小企業は、漏えいや盗難等があればすぐに倒産してしまいます。 また、残業が多い会社などは、建物への入出可能時間もチェックしておきましょう。 |
⑤ | 女性や喫煙者への配慮 | 特にトイレなどは、男女別になっているか?喫煙ルームが別に分かれていないと、従業員のモチベーションにも影響します。 |
⑥ | 駐車場の有無 | 車を使うビジネスの場合は、駐車場が近隣にあるか?近隣の相場はいくらか?も大事だと思います。 |
4.飲食業の場合
「居抜き店舗」っていう言葉をよく聞きますね。前の借主が造作した内装や設備を、そのまま次の方が使う店舗です。
「居抜き店舗」にすることで、内装や設備購入を安く抑えられるメリットがあります。
① | 必ず現物を確認 | 特に、備品などは実際使えるのかどうか?残りどれくらい使えるのか?を確認します。この状況を把握しながら、譲受価額を交渉しましょう。 |
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② | リース物件の確認 | リース物件がないかどうかを確認します。リースの場合は、「リース契約」の譲渡となりますので、リース会社との打ち合わせも必要となります。 |
③ | 譲渡契約書の作成 | 賃貸借契約は、「家主さんとの契約」ですが、居抜き店舗は、「借主同士」の譲渡ですので全く別です。 賃貸借契約書と別に、前借主と「譲渡契約書」を作成しておきます。 |
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