No10.セグメントごとに決算をする理由
1.セグメント会計って何?
会計上でよく聞くことのある「セグメント会計」というのは、部門・所在地・事業部等ごとの会計のことを指しています。
セグメント別損益計算書は、部門別、地域別(事業所別)、事業部別に区分した損益計算書のことをさします。
こんな感じですね。
2.セグメントごとに損益計算書を開示する理由
当たり前ですが、全社の損益計算書1つだけあるよりも、もう少し区分された損益計算書の内訳が、3つ4つある方が、詳細がより把握しやすくなりますね。
セグメントごとの損益計算を開示することにより、どの部門の採算がよく、あるいは、どの地域が不採算なのかが明確となります。
セグメント会計を実施することで、社内(経営者)の立場では、自社の経営意思決定がしやすくなります。
また 、外部の方(投資家や銀行等)の立場では、その会社の評価がしやすくなります。
現在の日本の会計では、マネジメントアプローチといって、経営者の意思決定単位(組織・事業単位)ごとに区分することが求められています。
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